アドセンスアカウントを失ったらどうする?
私は過去にアドセンスアカウントを失うという大きな失敗を犯している。
その失敗の原因は、郵便物の受け取りがうまくいかなかったからだ。
私は現在バンコクに住んでいるが、郵便物の届け先は住人不在の日本のマンションのままだった。だからそこにGoogleの郵便物が届いたのだろうが、受取人がいなかったから配達員が持ち帰ったのだと思う。
それはアドセンス収入を得るのに必要なPINコードの情報が入っている重要なものなので、再発行や実家への発送の依頼でなんとか受け取ろうとしたのだが、結局はうまくいかなかった。
そのため、GoogleにPINコードの情報を送ることができなかった私はアドセンスアカウントを失ってしまい、それによってアドセンス収入を得ることが不可能になってしまった。
それならアドセンスアカウントを再取得すればいいと思うだろうが、そうはいかない。それは1人に1つと決まっているので、再取得は不可能になのだ。
そこをなんとかしたいと思った私は、他人になりすましてアドセンスアカウントを取ろうと考えた。
再取得の段取り:その1
アドセンスアカウント取得で申請する項目は以下のものだ。
・名前
・サイトのURL
・銀行口座
・住所
・電話番号
これらが以前のアカウントと同じならば同一人物とみなされてアドセンスアカウントの再取得は不可能だ。
しかし、バンコクに移住した私は名前以外を全て別物にできる。そして、同姓同名の人がいるのは不自然ではないという理由で、名前は同じでも大丈夫だとのことだ。
再取得の段取り:その2
どころが、これだけでは万全ではない。
Googleはネットで取得した情報によって個人を特定できるから、同一人物とみなされないためにはさらなる措置も求められる。
・IPアドレス
・メールアカウント
・ブラウザ
・PC
新しいIPアドレスを得るために、私はアパートにWiFi回線を引き込み、そして新しいメールアカウントも取得した。
また、個人情報がダダ漏れだというChromeの代わりに、情報をGoogleに送信しないというIronをブラウザに使うことにした。
ネットに接続するとPCの機種やOS等も簡単に特定されるそうだが、二台持ちのPCをさらに増やしたくはないし、同一PCの複数人利用は普通にありえることなので、PCの新規購入は見送ることにした。
以上の措置をもってアドセンスアカウント再取得に臨むとして、それでダメだったらアドセンスは諦めるとしよう。
Googleが収集する個人情報は半端ない!
「他人になりすます」方法を検討する過程で一番印象に残ったのは、「Googleが収集する個人情報は半端ない!」ということだった。
それらの情報によって、Googleはユーザーのことを本人以上に詳しく熟知しているらしい。
そして獲得した個人情報を自在に使うことをGoogleは公言し、我々はそれに同意した形になっているから、どのように使われようとも我々にはそれを阻止する方法がないそうだ。
個人情報は我々が思っているよりもはるかに価値があって、Googleの収益は広告収入よりも個人情報販売の方が上回っているらしい。
優秀なブラウザを提供して、無料のメールアドレスやオフィスソフトなどを提供し、オンラインストレージも1人に15GBを無料提供するGoogleは随分と太っ腹で良心的だという印象があるが、そんなコストをはるかに凌駕する利益を個人情報によって得ているのがGoogleの実体というところなのだろう。
何も考えずに付き合えばGoogle様に丸裸にされるのは明らかなのだから、そこをよく理解して自分を守る必要があるということだ。