私はバンコクにきて5年間で4つのアパートに移り住んでいる。
その経験から、どんなアパートでも住んでいるうちに問題点が見つかるから、気に入ったアパートであっても引っ越しを前提で決めるべきだということがわかった。
これは恋人探しと同じだと私は思うが、どうだろうか?
最初のアパート:並み上の見た目だが中身はイマイチか?
最初のアパートは地下鉄のラマ9から徒歩10分チョイの所にあり、家賃は6,000バーツをわずかに下回っていた。
部屋は広かったが家具はロッカーとちょっとした棚しかなかったので、私はここに入る時にパソコン用の机と椅子、それからソファーを購入した。
アパートまでの通りには露店がいっぱいあるから便利は良いのだが、その半面車が頻繁に行き交うので歩くには注意が必要だった。
アパートは比較的新しかったが、エアコンがやたら大きい音でうるさく、住人のほとんどはタイ人家族だったので、子どもの大きな泣き声が時折聞こえてきた。
2度目のアパート:魅力たっぷりだが欠点も抱えていた!
2度目のアパートは地下鉄のフワイクワン駅から徒歩15分くらいのところにあり、15階建ての大きな建物でプールも備えているのに家賃は6,000バーツだった。
そして部屋も約30㎡と広く、バルコニーがあってそこに流しも付いているから、近くに露店がなくてもフワイクワンのマーケットから食材を買って自炊をすればいいので不便はなかった。
ここでは冷蔵庫とテレビを購入した。
しかし、WiFiがとっても遅く、数ヶ月に1度の停電があってその復帰に半日以上もかかることがあり、最大の原因は駅から遠いということで引っ越しを考えるようになった。
3度目のアパート:上等だったが遠距離に破れた!
3度目のアパートはラマ9に戻って、駅から徒歩で6~7分の好立地にあって家賃は7,000バーツだった。
ここにもプールがあったが管理がイマイチで清潔感がなく、1階に位置して雰囲気も良くなかったので使う事はなかった。
ここもバルコニーに流しが付いていて、食事用のテーブルや椅子もあり、建物も新しくて綺麗なので今まででは最高の部屋だった。
食材はラマ9のロータスよりもフワイクワンのマーケットの方が安くて新鮮だったので、週に1度買い出しに行くのが通例になった。
ここに不満はなかったのだが、パートナーがラチャダーピセークという少し遠距離にある喫茶店に通うようになったので、その近くにアパートは無いものかと物色を始めた。
4度目のアパート:全てに満足の本命に出逢えた!
そして喫茶店の周辺をぶらついた私が見つけたのがラチャダーピセーク駅から徒歩5分の4度目のアパート。
私が見つけたときには竣工直後で、部屋はほとんどが空いていてよりどりみどりだった。しかし、5,400バーツの部屋は埋まってしまったので6,000バーツの部屋に決定。
ここはホテルとしてもアパートとしても使えるように、部屋にはテレビと冷蔵庫とテーブルと椅子、そしてドレッサーにベッドセットも揃っていて手ぶらでも泊まれる状態だった。
また、バスルームはシャワーとトイレの間にガラススクリーンがあり、床も石張りではなくてフローリングなので今までのアパートの中では高級感は最高!
広さは2度目と3度目ほどではないが、それでも1つ目とほぼ同様の約25㎡だから何の不満もない。
ところで、バンコクではテレビと冷蔵庫のレンタルはそれぞれが月額500バーツほどで、WiFiの使用料は月額600バーツほどというのが通例だ。
それらを含んで6,000バーツなのだから、今までで最高の部屋にもかかわらず家賃は破格に安いと言うことになる。だからここを見つけた事は本当にラッキーだった!
そして、ホテルとしてもアパートとしても使える上に高級感があるからこそ、私はこのアパートでAirbnbを始めることができている。