バンコクのバイクのスピードは半端ない!
先日イミグレに行った時の足はバイクだった。
運転してくれたのは知り合いのタイ人の息子で、私はその後ろに乗せてもらったのだ。
彼は20歳をいくつか上回ったというだけの若さのせいか、かなりアグレッシブな運転だった。左右でそれぞれ5センチほどの隙間があれば、車の列の間をガンガンすり抜けていくのだ。
そのため、私は手に汗を握ってシートに掴まっていた。
ちょっと間違えばいつ接触してもおかしくないスリリングな状態だったのだから…
かと思うと、車が少なくなったときにはスマホの地図を見ながら60キロくらいで片手運転したり、あるいは80キロくらいですっ飛ばしたりしている。そのスピードのために、私の手は汗ばんでいるのに目はとっても乾いていたww
しかし、そうした我々を簡単に追い抜いていくバイクも少なからずいるので、それらのスピードはきっと100キロくらいなのだろう。
つまり、バンコクのバイクのスピードは半端ないのだ!
リスクを取ってリターンを得る?
ベトナムではバイクが押し合いへし合いという感じの塊りになって30キロから40キロくらいの低速で流れていくのがよくある光景なので、バンコクはそれとは全く違う。
ベトナムの鈍重な運転に慣れている人だと、バンコクでバイクを運転するのはかなり厳しいことだろう。残念ながらそれは私も同じだ。
バンコクでは街のあちこちでかなりの渋滞が発生するので、そういうときには歩いた方が速い場合も少なくない。しかし、そんな時でもバイクなら20キロかそれ以上のスピードで車の間をすり抜けていくので、車よりも圧倒的に速く進むことができるのだ。
しかし、転倒もしくは衝突の危険も常にある。
つまり、バンコクのバイク乗りはかなりのテクニックがあり、リスクを取る代わりに速さというリターンを得ているということだ。
日本をもっと自由主義に!
それでは日本はどうだろうか?
市街地の多くは40キロ程度の速度制限になっているので、せいぜい60キロくらいの車を散見する程度で、80キロもの車を目にすることはまずないだろう。
それは、速度というリターンを手にするよりも事故のリスクを減らすことに重きを置いているからだと思われる。
しかし、抑圧されればストレスが溜まるのは人の常だから、自由に走らせる代わりに事故を起こした場合には厳しく責任を問うということで良いのではないだろうか?
わざわざ私がこう言うのは、交通規制以外にも無数の規制が日本にはあると思っているからだ。
日本は社会主義ではないのだから、なるべく規制を取っ払ってもっと自由主義にするべきで、そうすれば日本人はもっと元気で鷹揚になれると思うのだ。