ケップはコンパクトな街
ケップというのはかなりコンパクトな街だ。
中心地はRabbit Islandへ行く埠頭の周辺になるだろう。
その4キロほどの西端がCrab Marketで、1キロほど東が私の宿にほど近いKep Marketだ。
そして、Crab Marketと埠頭の間にはKep National ParkもKep beachもあるから、5キロ圏内に私の行ってみたいところが全てあることになる。
だから、その気になれば全てのところに歩いて行くこともできただろう。
カンボジアではバイクの免許が不要?!
しかし、灼熱の見知らぬ土地で不安を抱えながら歩くのもイヤなので、積極的に行動するために私はバイクを借りることにした。
宿にほど近い幹線道路沿いにレンタルバイクの店があったので、1日5ドルのレンタル料を払ってデポジットとしてパスポートを預ける。
しかし、ニャチャンに続いて今回もバイクにバックミラーが付いていない。
ベトナムやカンボジアのあまりのいい加減さに呆れてしまうばかりだが、ケップ周辺の交通量ならば心配ないだろうと今回は気にしないことにした。
ちなみにカンボジアではバイクの免許が不要なので、ヘルメットさえかぶればお巡りに捕まる心配は無用だ。
ケップの海とハンモックレストラン
ケップの街は清潔感があって海の景観もなかなか良い。
しかし、海岸線の多くに護岸工事がなされているので、魚を見れそうな岩場が見当たらなくて海にエントリーをすることができなかった。よって、魚を見る期待はRabbit Islandに持ち越しとなる。
それはさておき、海沿いの道路の海岸線近くには4畳半ほどのニッパハウスが数多く立ち並んでいて、そこにはハンモックが吊るしてある。
私はそのうちの1軒に立ち寄って蟹チャーハンとビールを注文した。
料金は10ドルほどとケップの相場からすると高かったが、1軒を貸切で使っていることを考えれば妥当なところだろう。
美味しい食事の後は食後の一眠りだ。
リラックスして心地よい時間がゆっくりと流れていく。
仕事をしていた頃の私には無縁の贅沢な時間だった。