私は何も持っていない
定年を過ぎてからの私はほとんど何も持っていない。
・リタイヤしたので仕事やその関係者と縁が切れた
・子供ができなかった妻とは別れたので家族はいない
・海外移住を機に家や車やその他の諸々を手放した
したがって、今の私は体1つとわずかな貯金と年金があるだけだ。
でも、何の不満も感じてはいない。
家がなくてもアパートを借りればいいし、車がなくても2本の足かバスや電車で充分だからだ。そして、食べるものは屋台で安く調達できるし、南国だから着るものはわずかで済む。
無駄な事ばかりだった日本の生活
だから、今になって日本の生活を振り返ってみると、無駄な事ばかりしていたと思う。
住まいについては分譲マンションを買ったこと、車については新車を乗り換えていたこと、趣味についてはゴルフやスキーをしていたことなどだ。
これらのことに費やした時間とお金を別のことに振り向けていれば、私の人生はかなり違った方向に開けていたことだろう。
手放すことで自由になろう!
それはさておき、余分なものを手放したことで私はとても自由になった。
・仕事関係で時間を拘束されることも煩わしい人間関係もない
・面倒を見なければならない家族はいない
・物を持たないのでそれらの買い替えやメンテナンスに悩む必要もない
自由になった最大の理由は仕事を手放したからだが、その代わりに私の収入は年金以外はゼロになった。
でも、いったん自由を知ってしまうと、収入を得るために自由を切り売りしていた自分がとても愚かしかったと感じられてならない。
だから、たとえ今までの倍の収入のオファーがあったとしても、私はそれを断ることだろう。自由とはどれほど魅力的なものかを、実際に手にしたことでとことん実感したからだ。
女性関係でも自由を維持したいので、今後の私には再婚という文字はないだろう。
別れたくても別れられないという不幸な状況に陥るのは嫌なので、いつでも別れられるのだけれども一緒にいたいという、愛と自由を尊重する関係を構築したいからだ。
自由のための収入は月額10万円!
自由な生活を私ができているのは、年金をいただいているからだ。
月額10万円ほどのわずかなお金ではあるけれども、タイならばそれで充分に生活できるし、女性と食事をするくらいの余裕もある。
年金をもらえてない人でも、月額10万円ほどの収入があれば自由な生活を手にすることができる。ネットビジネスの知識があれば、その程度の収入を得るのは造作も無いことだろう。