ヤンゴン環状線は動物園状態で楽しい!でも一度で充分…:ミャンマー旅行記その3

ヤンゴン環状線は動物園状態で楽しい!でも一度で充分…:ミャンマー旅行記その3

ヤンゴン環状線はヤンゴン市の外周を3時間で回る鉄道で、その中にはヤンゴン市の主要部分のほとんどが含まれると言って良い。

だから、それに乗ればヤンゴンの全貌が見れるだろうと考えて、私はそこに大きな期待をかけていた。

ヤンゴン環状線に乗るのは実にカンタン!

ヤンゴン駅の入り口で駅員に「ラウンドトリップ…」と聞いたら、「サークルトレイン?」という言葉が返ってきたので、ヤンゴン環状線はかなり有名なようだ。答えた駅員は、チケットは車内で買えと言ってホームに私を入れてくれた。

駅員の言った車線に留まっている列車に乗り込むと、窓際を向いたあぐら座りのおばさんの隣が2つ空いていたので私はそこに座った。

しかし、向きを変えて座り直したところを見たら、実は20代の前半くらいの若い娘だった。ミャンマー女性の多くが腰に巻いているスカートのようなものが地味だったので、座っている後ろ姿では見分けがつかなかったのだ。

列車が動かないと風が入らなくて暑いが、少し遅れて11時20分過ぎに出発するとようやく暑さがしのぎやすくなった。

ヤンゴン環状線は田舎の風景の中をのんびり走る

時速20キロくらいののんびりとした走りだが、7分後位に早くも次駅に到着し、そこで多くの人が乗り降りした。おそらく3割近くが入れ替わったことだろう。

車窓の両側には汚いボロ屋が続き、この風景はタイの田舎とほとんど変わらない。

次の駅もそれから7分後くらいだったが、そこでも多くの人が乗り込んできた。それらの中には行商人も多くいて、おそらく全体の客の約1割ほどは行商人で占められていると思う。

隣のおばさんもどきのお姉さんがどうなっているかと思って眼をやると、彼女の隣には連れの彼氏がいて、2人ともひたすら眠りこけていた。

ヤンゴン環状線は動物園状態で楽しい!

 

何かの映画に出てきそうな物売りの女性
何かの映画に出てきそうな物売りの女性

出発から5駅を過ぎるくらいになると、車内は行商人で満載状態になった。

商品を連呼する人たちがひっきりなしに行き交う状態になって、それらの人たちを見ているだけでも面白く、それはまるで人間動物園と言える状態だった。

そのころに乗り込んできたおばさんが、私とおばさんもどきお姉さんとの間のわずかな隙間に大きなお尻をねじ込んできたので、私は一気に窮屈になった。

乗り降りのタラップに座り込んだ若者たちは、禁煙のはずの車内でタバコを吸いだしていた。まあ、タバコの煙はほとんど車外に流れ去るので、乗客に実害はほとんどない。

車掌は真面目に仕事をしているのか?

発車から1時間ちかくも経過しようという頃になって、ようやく車掌が現れた。

それは1人ではなくて数人もいたので、なんで切符を売るだけのために数人で来る必要があるのかと、私は大いに疑問を感じた。国のやる事は無駄な事ばかりだが、それはこの国でも同じらしい。

私はその車掌に200チャットを払ったが、これまでの間に乗り降りしていた人たちはきっと無賃乗車だったのだろう。

車掌たちが現れたのはその1回だけだったから、大半の人が無賃乗車であることは確かだろうが、国鉄が無賃乗車で損をしたとしても駅員や車掌が損をするわけではないので、誰も気に留めないようだ。

何やら飛行機がいっぱい見えたので、私は鉄道がヤンゴン国際空港の裏をかすめる路線であることを思い出した。

ということは市内から空港までは鉄道で来れるということになるが、運行間隔が空いていてしかものんびり走るので、空港への足として使う人はほとんどいないように思う。

ダニンゴンの線路上マーケット

 

賑わいの線路上マーケット
賑わいの線路上マーケット

それから少しで、列車は中間時点のダニンゴンに到着する。

ここは線路上のマーケットで有名なところだから、列車は近づいたことを知らせるために警笛を長く鳴らしてスピードを落とし、ついにはいったん止まり、それからゆっくり動き出してすぐにダニンゴンに到着した。

そこでも多くの乗客が列車を降りたが、同時に大量の物資が積み込まれて大量の行商人が乗り込んだ。

私はここで降りて線路上マーケットを観光するつもりでいたが、5分ほどの停車時間であらかたを見ることができたので、そのまま同じ列車に乗って帰ることにした。

約3時間の暑くてお尻の痛い旅はこうして終わった。

感想:ヤンゴン環状線は一度で充分…

乗客のほとんどは現地人と行商人で占められているので、この環状線を利用するのはミャンマー人の中でもやや下層階級の人たちがメインではないかと思われる。

行商人を見ているのは面白いが、車窓にはボロい風景が続いてこれと言った見るべきものはないので、一度乗れば充分だと私は思った。

ネットの情報ではヤンゴンを代表する観光地点となっていたが、行ってみた後の感想は「大したことは無い」という言葉に尽きようか。

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