船での出入国はあっけないほど簡単!
ランカウイからサトゥンに向かうフェリーは9:30と15:15の1日2便だった。9:30のフェリーに乗るために、タクシーを使って8時半頃にKuah Jettyに到着。
35RMで買った乗船券を見せて出発口から入ると、出国カードを渡されて30分ほど待たされる。そして乗船時に乗船券を見せるだけのじつにあっけない出国だった。
約1時間半ほどの乗船でフェリーはTammalang Pierに到着。
11時頃の到着はタイ時刻に直すと10時頃になる。
下船して数十メートルでイミグレになるが、並ぶのも含めて10分余りで入国手続きは終了。飛行機に比べると、船のイミグレはあっけないほど簡単なものだった。
そして建物を出ると、すぐそこにソンテウが待っていて、20分ほどの走りでサトゥンに到着。そして乗り換えたミニバンもすぐに発車して、行きの時より1時間近くも早い2時間半ほどでハジャイの旧バスターミナルに到着した。
到着したのは午後1時前だから、帰りのランカウイ~ハジャイの所要時間は4時間半弱だった。
ハジャイのマッサージ店でピンチになる!
ハジャイ空港に向かうまでには4時間ほどの自由時間があるので、食事をしてお茶を飲んでも時間はたっぷり余るから、私は旧バスターミナル付近のマッサージ店で体をほぐすことにした。
GoogleMapをみて徒歩圏内にあるマッサージ店を探したのだが、1軒は高すぎてもう1軒は見つからない。
そこで思案しているとバイタクの兄ちゃんから声がかかって、予算に見合うマッサージ店まで連れて行ってくれるという。そのバイタクの兄ちゃんは性格が良さそうな人だったので、私は誘いに乗ることにした。
マッサージのおばさんの話を聞くと、出身のプーケットからここに出稼ぎに来ているという。そして、一人息子の高校生を大学に進学させるつもりなのだそうだ。だから、大学を卒業するまでしっかり稼がなければならないという。
ならば彼女の実入りはどれくらいなのかと聞くと、客の支払いの3分の1というのが答えだった。半分くらいかと思っていた私の考えは大甘だったようだ。
そんな話をしながら気が付くと、いつの間にか彼女の手は私の大事なところの上に乗っている。それで初めてここはそういう店だったと知ったのだが、いまごろ気付いても後の祭りだ。
彼女はハンドサービスで稼ぎを増やそうと熱心だったが、私はその気が無いしタイバーツの手持ちも無いからと懸命に防戦した。しかし、彼女はマレーシアリンギットでもいいからとさらに攻勢をかけてくる。
こんなことなら、非情になるために彼女の身の上話なんて聞くんじゃなかった…
「いったいどうなる、俺?」
ハジャイ空港までの貸切バスが60バーツ?!
旧バスターミナルに戻った私はハジャイ空港に向かう20バーツのソンテウはどこかと探したのだが、どうにも見付からなかった。
そんな私にトゥクトゥクの運転手から声が掛かったので聞いてみると、答えは300バーツだった。深夜のタクシーが250バーツなのに、トゥクトゥクごときが300バーツなんて有り得ないのでもちろん却下。
そんな私に一般人男性が60バーツの空港バスがあると教えてくれたので、彼の指差す方向に歩いて私はありがたく空港バスをゲットすることができた。
それは20人乗り程度の綺麗なミニバスで、もちろんエアコンも効いていた。そして私が乗車して5分もたつと、他に乗客がいないのにバスは発車した。
途中でも他の乗客が乗らなかったので、約1時間後に到着するまでバスは全くの貸切状態だった。私は贅沢な乗車ができたから良いのだが、大赤字のバス会社はこれで良いのだろうか?
私は心の中で大きなワイをしてバスから降りた。
ドンムアン空港のA1バスは第1ターミナル5番出口から
ハジャイからの搭乗手続きは、国内線のせいかほとんど並ぶこともなくて短時間に済んだ。
しかし、搭乗までにはかなりの待ち時間があるというのに私のスマホのバッテリーはほぼ底を尽きかけている。そこで搭乗ゲートの待合室で充電はどこでできるかと聞くと、係員がその場所まで案内してくれた。
そこにはUSBの差し込み口が3つしかなかったのだが、運良く1つが空いていたので充電開始。充電とともにアプリで漫画を見ていたので、待ち時間は全く気にならなかった。
飛行機はほぼ定時にドンムアン空港に着陸した。
国内線の第2ターミナルから連絡通路を進んで国際線の第1ターミナルに向かう。その5番出口付近のA1バス停から乗れば、ほぼ間違いなく座ることが可能だ。逆に、第2ターミナルのA1バス停で待てば、混雑するバス内で立ち続ける事は避けられないだろう。
モーチットの終点でバスを降りれば1分ほどの歩きでMRTの乗り場に到着する。こうして、ドンムアン空港からわずか60バーツほどで私はアパートに帰り着いた。