Airbnbはホテルよりもサービスが下回る?
Airbnbもホテルも宿泊する部屋を提供するという点では同じだから、どちらを選んでも大差ないと思う人が多いことだろう。
しかし、Airbnbでは客の宿泊中は清掃に入らないからシーツやタオルの交換が無いのに対し、ホテルは毎日清掃が入ってシーツやタオルを交換するという違いがある。
だから、連泊の場合にはAirbnbはホテルよりも清掃の点でサービスが下回っていると言えよう。
Airbnbは安いが料金設定にはトリックがある
また、ホテルの宿泊代は清掃代込みなのだが、Airbnbでは宿泊代と清掃代は別々に請求できるようになっている。
一例を挙げてみよう。
・ホテル:1泊 4,000円 x 宿泊日数
・Airbnb:1泊 3,000円 x 宿泊日数 + 清掃代 2,000円
Airbnbは一般的にはホテルよりもかなり安いのだが、この例だと安いと見えたAirbnbが実はホテルよりも高いことがわかるだろう。この場合は2泊でも両者の料金が同一で、Airbnbが安くなるのは3泊以上となる。
こうしてみると、Airbnbの料金設定にはちょっとしたトリックがあることがわかるだろう。だから、比較する場合には清掃代が別途になっているかどうかの注目が必要だ。
Airbnbの物件には清掃代を別途請求しないものも多いので、Airbnb同士の比較でも同じことが言える。
Airbnbの清掃代の別途請求は収入減につながる?
私のAirbnbでは、清掃を自分かパートナーがやっている。
まずはベッドメイクをして、次に掃き掃除をして、それから最後が拭き掃除だ。掃除はAirbnbで最も大事だと思って丁寧にやっているから、1時間以上かかるのが通例だ。
これを外注する場合を試算してみよう。
・宿泊代:1泊 2,000円
・清掃代: 1,000円
この清掃代は私が住んでいるアパートの清掃の女性に交渉した結果のものだから、おそらくこれ以下を望むのは無理だと思う。それでも、これを支払えば1泊で1,000円しか残らない。
プロの業者なら清掃代は5割以上も跳ね上がると思うので、そこに外注すれば手元にはほとんど残らないことになる。
ならば、清掃代の別途請求で収入増を狙いたくなることだろう。
しかし、合計で1泊3,000円以上にもなれば客の獲得が困難になり、コスパが悪いというレビューがそれに追い打ちをかけるに違いない。そうして稼働率が下がれば、収入増どころか収入減につながる恐れも考えられる。
3泊以上の受け入れがベストの方法!
そこで私が考えたのは、宿泊客の受け入れを3泊以上として、宿泊代の別途請求はしない方法だった。
・宿泊代:3泊 6,000円
・清掃代: 1,000円
これだと清掃代を外注しても5,000円が残るから、1泊当り1,700円弱の収入が得られることになる。
3泊以上と言うのは集客の点では不利なのだが、コスパが良いというレビューをいただいているおかげで、宿泊率は8割前後をキープできている。
宿泊代も清掃代も低く抑えながら収入を得るという点では、3泊以上を受け入れるというのが自分の中ではベストの方法になっている。