スウェーデン人の友達ができた!
グエサウンビーチのゲストハウスで私はほぼ同年輩(60代の前半)の友達ができた。
一杯やりながら話を聞くと、彼はスウェーデン人だという。一人旅だから独身かと思ったが、同年輩の奥さんがいるということで、写真を見せてもらったらかなりの美人だった。
彼はストックホルムに住んでいるのだが、車で5時間ほどの北方に別荘があって、夏場の6ヶ月ほどはそこで1人で暮らしているという。冬はマイナス20度にもなる極寒の地だから水道はなく、そのため屋外にあるトイレやバスルームでは貯めた水を使用しているそうだ。
こういうところで薪を割って自分で料理を作り、読書三昧の生活をするのが好きなのだという。
それでは奥さんと上手くいっていない難しい人なのかと勘ぐってしまうが、そんなことはなくて、程よい距離を保つことでかえってうまくいっているようだ。難しいどころかフランクで会話上手で気遣いもよくできる人だから、ほぼ理想的なナイスガイと言えよう。
しかし、実は気遣いができるから故にそれで疲れてしまう繊細な人なのかも知れず、だから1人になる時間が欲しいのかも知れない。
ともあれ、彼は実に魅力的な人だから、いつか彼に再会しにスウェーデンに行ってみたいものだ。
東欧の国は東南アジアの国と同程度の生活費で暮らせる国が多いと聞いているが、町並みは東南アジアに比べてはるかに洗練されて美しいとも聞いているから、そこで中長期に暮らしてみたいという思いもある。
だから、スウェーデン人の同年輩の友達ができたということは、私には嬉しい出来事だった。
梅カフェのファイヤーショーは素晴らしかった!
グエサウンビーチの「梅カフェ(Ume Restaurant & Bar)」は、日本人には有名な店らしい。それはミャンマー人と結婚した日本人女性が経営している店だからそうだ。
そこでは日本食が食べられ、しかもファイヤーショーもあるということなので行ってみることにした。
梅カフェがあるのはグエサウンビーチの中心部から南へ3キロ弱のところで、ラバースアイランドからは1.5キロほど手前に位置している。歩くとなると躊躇する距離だが、バイクを借りているから何の問題もない。
ファイヤーショーは夜の7時半と9時半の2回ということなので、私は7時半に合わせてそこに行った。
梅カフェは道路に隣接したレストランで、ちょっぴりアンティークでネイチャーっぽくもある良い雰囲気の店だった。しかし、砂浜で行われるファイヤーショーに比べれば雰囲気的に盛り上がりが少ないだろうと、私はあんまり期待していなかった。
しかし、ダンサーとの距離が5メートル余りというのは今まで見たファイヤーショーの中では1番近いものだったので、たった1人のダンサーの演技でもかなりの迫力と感動を私は覚えた。だから、20分程度の演技の後にダンサーに1,000チャットのチップをあげて感謝の意を表した。
食事代は料理が3品とビールで9,500チャットだったが、日本円でいうとおよそ950円ということだから、これでファイヤーショーが見れるとなると笑っちゃうほど安い。
夫婦だろうと見られる30歳前後のカップルはタクシーを待たせてそこに来ていたが、それは彼らのこのファイヤーショーに対する期待の高さの証だと言えるだろう。
それには私も同感だから、グエサウンビーチに行ったら梅カフェのファイヤーショーに行くことを強くオススメする。