公務員の女性のプロフィール
日曜日にデートした2人目は公務員をしている40歳の女性だ。
公務員ともなれば下層階級というわけではないので、私のような貧乏な老人が中流階級の女性にも出会えるのかと正直驚いている。
161センチで55キロだから、タイ女性の標準体型ということになるのだろうか。子供が1人いて別居しているが、10歳だというから成人するのはずっと先のことだ。
大学院卒という学歴はたいしたもので、私のはるか上を行っている。
彼女とのLINEのやりとりにアップアップ
彼女とLINEで話を始めたのは土曜日の夜からだった。
彼女からはタイのガールフレンドがいたのかとやや踏み込んだ質問があったので、ベトナムのガールフレンドがいて5ヶ月前に別れていることや、タイに6年間住んでいることなどを伝えた。
そして、こちらもやや踏み込んで「いつか会えるか?」と聞いてみた。
親指を立てるLINE画像が返ってきたので、どうやら脈はありそうだ。
そこで、翌日朝に「おはよう、元気ですか?」のメッセージを入れると、すぐに彼女から返事が送られてきた。
彼女は英語が堪能なせいかメッセージが矢継ぎ早に入るので、こちらはそれに付いていくのにアップアップ。
昨夜ガールフレンドがいないと答えたばかりなのに、タイに長く住んでいるのならタイの妻かガールフレンドがいたに違いないなどと蒸し返してくる。つまり、女性の影がないかどうかが気になるようだ。
そして、そんなこんなの後に写真を送ってくれと言ってきた。
私はLINEでの写真の送り方を知らなかったので、「ちょっと待って」と言って、あれこれ調べた挙句の2時間余り後にようやく写真を送信した。
彼女はそれを数分後にはチェックしてくれたようで、送信の努力か写真の表情かどちらかはわからないが、好感を表すとみられるLINE画像を送ってきた。
女性上位でデートが決定!
それに気を良くした私は彼女を食事に誘おうとして「ランチ食べた?」と聞いたのだが、「すでに食べた」と言われてあっさり空振りに終わる。
でも、「良い一日を」と彼女が話を切り上げる素振りを見せたときには、「私は1人だからあなたに会えたら嬉しい」と食い下がった。
そしたら、「お茶か夕食で会っても良いよ」の返事があったので、私は思わず心の中でガッツポーズ。
私が提案した出会いの場所を彼女はあっさり蹴って、「遠いからCentral Plaza Ladpraoが良い」と提案してきた。
それなら私のアパートに近いので、素直にそれを受け入れる。
そして、会う時刻も彼女の希望する午後5時にすんなり決まった。
彼女が現れたのは1時間遅れ!
約束の時刻の数分後に待ち合わせ場所に到着したことを伝えると、彼女は少し待ってと言って、待ち合わせ場所の写真を送ってくれと続けた。
私はそれに従って写真を送ってあげたのだが、彼女がそれで場所を把握してくれたのかどうかは定かでない。
それから数分後にLINEでテレビ電話がかかってきたのだが、早口で話す彼女はどうやら大幅に遅れると言っているようだ。
「待っているから大丈夫」と私は即答する。
しかし、彼女が現れたのは何と1時間近くも遅れた午後6時少し前!
タイ人は時間にルーズなことは知っているが、これではあまりにも行き過ぎだ。でも、彼女がお詫びの言葉を言い始めたので、私は「気にしないで」と言ってあげた。
グラマーな彼女の姿にクラクラする?
彼女はボディにフィットした濃紺のワンピースにハイヒールといういでたちだった。
ボリュームのあるお尻と上半分が露出する豊かな胸が目に付いて、グラマーでセクシーなナイスボディだった。ハイヒールを履いて私とほぼ同様の身長になったので、スタイルの良さも際立っている。
そんなクラクラするような彼女の姿に圧倒されるが、私は平静さを保つよう頑張った。
一緒にいたのは僅か1時間
彼女は食事が希望だと言うので、Central Plazaの中の日本食レストランに行くことになった。面と向かうとちょっぴり緊張するので、彼女と横並びに座ることにする。
公務員ならきっとバンコク生まれかと思ったのだが、彼女の生まれはイサーン地方のようだ。そして、ソンクランには田舎に帰るというから、旅行に行こうかと言う話は持ち出せなかった。
でも、完全週休2日なので、週末には時間が取れると言う。
なので、Nonthaburiで有名なカレーを食べに行かないかと言うと、それは彼女の住むところから遠くないので、まんざらでもなさそうな反応だった。
彼女の離婚したのは10年ほど前だというから、子供ができてすぐに夫と離婚したということになる。
あなたのように美人で立派な仕事に就いている人なら離婚してもすぐに彼氏ができただろうと探りを入れたが、彼女はそれを否定しなかったので私の思った通りのようだ。
それらの人たちはプレイボーイだったと言うので、それで彼女はいま独身なのかと納得した。
私たちが一緒にいたのは食事の間の1時間余りだけだった。
明日の仕事のために早く帰ると彼女が言うからだ。
「遅れてきたのに早く帰りたいなんて随分だな」と思いつつも、私はそれを快諾した。
結局のところ、彼女を理解するには全くもって時間が足りなかった。
だから、「また会おう」と言って駅でハグをして彼女と別れる。