ベトナムで罠にはまったバカな男:マッサージ編 ベトナム旅行記その1

ベトナムで罠にはまったバカな男:マッサージ編 ベトナム旅行記その1

バンコクからの飛行機がホーチミンに到着したのは午前9時過ぎだった。

空港でSIMカードを購入し、バスで市内に入って両替と夜行のバスチケットの購入をすると、荷物をバス会社に預けて身軽になった私に残っているのは市内観光をすることだけだった。

しかし、早朝の出発で睡眠が足りなかったことと、ホーチミンの天気がスカッとしないことで、何か私は積極的な気分になれないでいた。だから、マッサージでも受けてまったりしようかと街をぶらついてみる。

マッサージ料金の値引き交渉に成功

ホーチミンの街には至る所にマッサージ店があって、周りを見回しながらぶらついているとすぐに呼び込みの声がかかった。その提示価格は1時間で15万ドン。

もうちょっと安くなるだろうと離れて歩き出すと、こんどは別の女性から声がかかった。ちょっぴり色っぽくて化粧が濃いその女性と交渉したら、1時間で10万ドンにまで値引きをする交渉が成功した。

女性に従いて側道に入っていくと、100メートルほども歩いて店に到着した。店の女主人にマッサージ代の10万ドンを払うと、女性の案内で螺旋階段を上ってマッサージルームに向かう。

オイルマッサージはパンツ1丁で?

マッサージルームは狭い部屋がカーテンだけで5つぐらいに仕切られていて、そこには顔のあたりに穴が開いたベッドが置いてあった。オイルマッサージなので着衣はすべて脱ぐようにと言われたので、指示に従ってパンツ1丁でベッドにうつぶせになる。

タイマッサージの場合は力を入れて筋肉を揉みほぐすので痛い思いをするのが通例だが、オイルマッサージは痛くないから気持ちがよかった。だが、体がぐいぐい揉みほぐされている実感がないから、物足りない感じではある。

うつぶせのマッサージが終わると今度は仰向けのマッサージになり、それから間もなく女性から声がかかった。

ここはエロマッサージ店だった!

それは何と、スペシャルマッサージのお誘いだった!

タイマッサージとは店の雰囲気も女性の着衣も施術方法も違うのでかなり様子が違うと感じてはいたが、それはエロマッサージ店だからだということがこれではっきりした。

しかし、その頃には今までのマッサージの成果で私の体の中心には変化が現れていたから、かなり危機的な状況に陥っていたと言えよう。

それを見て取ってか、女性は余裕のある笑みを浮かべながら、口と手によるサービスを60万ドンでして上げると言う…

どうする、俺?!

不利な状況を好転しようとして、私は足りない頭で方策を必死に考える。

・10万ドン程度のチップは上げるが、スペシャルサービスは断固として断る
・手持ちは20万ドンほどしかないと言って、それでよければサービスを受けてもいいとボールを投げ返す
・欲望に負けて、ほぼ女性の言いなりでサービスを受ける

しかし、手持ちは20万ドンしかないという作戦は使うことができない。なぜならば、女主人に10万ドンを渡すときに最初は50万ドンで払おうとしたので、見え見えの嘘は付けないからだ。

私が50万ドンを持っていると知っているから、それを確実に自分のものにしようとして女性は60万ドンとふっかけたのだろう。

こうしてみると、女性に50万ドンを見せたのは大失敗だった。
というか、その前にエロマッサージ店に引っかかってしまったこと自体がそもそもの失敗だったのだ。

ともあれ、3つの選択肢のうちの1つは消えたので、今の私には女性の言いなりになるか断固断るかの2つの選択肢しか残っていない。

どうする、俺?!

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