有名ビーチはたったの3つだけ?
ミャンマーで有名なビーチは3つある。
ガパリビーチ(NGAPALI)とチャウンタービーチ(CHAUNG THA)とグエサウンビーチ(NGWE SAUNG)だ。
こんなに大きな国で海岸線も長いのに、どうして有名なビーチがたったの3つしかないのか私は不思議に思ったが、GoogleMapを見ていたらミャンマーの道路網はかなりスカスカだと言うことに気が付いた。
要するに、道路のインフラがタイなどに比べてかなり遅れているようなのだ。それに加えて、山岳地帯が南北に縦断していることが東西を走る道路が少ないことに拍車をかけていると思われる。
ということで、道路インフラの遅れがビーチリゾートの遅れにつながっているのだろうと言うことに私の考えは行き着いた。
それはさておき、3つの中で随一と言われるのがThandwe空港の近くにあるガパリビーチ。そして、空港は無いが距離的には近いのがチャウンタービーチとグエサウンビーチだ。
ガパリとチャウンターは開かれすぎているように思えたので、私は行く先をグエサウンビーチに決めた。

イチイチめんどいタクシーとの交渉
ヤンゴンからグエサウンビーチまでのバスのチケットは1万2,000チャット。
そして、バスの出発点のダゴンアヤーハイウェイバスステーションはかなりの郊外にあるので、市内中心からのタクシー料金は1万チャットは下らないだろうとチケットを手渡してくれたお姉さんが言った。
「走行距離が約10対1なのに料金は同じ?!」で納得する私では無いので、タクシーを使わずにバスで行くことに決定する。
しかし、インセインパーク(Insein Park)で西に左折したいところを直進するようなので、やむなくバスを降りた。そしてそこからの接続が分からないので、残念ながら以降はタクシーでいくことにした。
そこからの距離的ならば3,000チャットぐらいで折り合えると思ったが、私のその観測は大甘だったようで、タクシー運転手の第一声は1万チャットとか8,000チャットとかというものだった。
またかよ、と思った私はそれらをスルーして別の運転手と交渉し、ようやく5,000チャットで妥結することができた。
ちなみに、ダゴンアヤーハイウェイバスステーションには各所に行くバスが集結しているので、適当なところで降りると目的のバスを捜すのにしんどい思いをするかも知れない。だから、バスチケットを運転手に見せて目的のバスの近くまで連れて行ってもらうのが良さそうだ。
インフラの遅れは長期の成長へ!
グエサウンビーチまでの距離は220㎞ほどだが、バスの所要時間は7時間もかかる。
これはどの時間が掛かるのは道路の整備が遅れているからだ。
道路のほとんどはセンターラインも無い2車線で、そのうえ舗装は車道のみで路肩は土のままになっている。そうした狭い道路でバイクを路肩に追いやりながら対向車を躱して進むので、あまりスピードを出すことができないのだ。
そして山道になれば道が曲がりくねっているのでさらにスピードが落ちてしまう。
日本ならば高速道路があるから2時間台で行けるところを7時間もかかるのは、ミャンマーの道路インフラが如何に遅れているかの証拠と言えよう。
これほどの遅れを挽回するにはかなりの年月を要するに違いない。しかしこれを逆に言えば、ミャンマーが長期に渡って成長する可能性を秘めていると言うことにもなるだろう。